【解説】褥瘡予防の最前線 エビデンスに基づくケア実践
公開日: 2025/2/4
褥瘡(じょくそう)=床ずれは、長時間の圧迫や摩擦・ずれで皮膚や皮下組織の血流が滞り、組織が壊死してしまう状態です。寝たきりや栄養状態の低下した方ほど起こりやすく、いったんできると治りにくいため“作らせない”予防が何より重要です。この研修では、褥瘡のメカニズムから、観察・体位変換・スキンケア・栄養という予防の基本、そして体圧分散などの具体的なケアまでを、エビデンスに基づいて解説します。
📖 この研修のポイント
POINT 1
褥瘡(床ずれ)とは?
褥瘡は、長時間の圧迫や摩擦・ずれによって皮膚や皮下組織が傷つき、血行不良から組織が壊死してしまう状態です。骨が出っ張った部分の毛細血管が圧迫され続けると、血流が滞り栄養が届かなくなって発生します。まずは“なぜできるのか”を理解することが予防の出発点です。
POINT 2
予防の4本柱
褥瘡予防の基本は、『観察・体位変換・スキンケア・栄養』の4つ。発赤や水疱がないか皮膚を毎日チェックし、定期的な体位変換で同じ部位への圧迫を避け、皮膚を清潔・適度な保湿に保ち、タンパク質やビタミンなど十分な栄養を確保する——これらを組み合わせて褥瘡を防ぎます。
POINT 3
体圧分散ケアの実際
圧迫を分散させるには、ベッドでの“30度側臥位”などのポジショニングが有効です。エアマットレスや体圧分散クッション、すべりにくいスライディングシートなどの福祉用具も活用。2時間ごとを目安にした体位変換と合わせて、一点に圧がかかり続けない状態をつくります。
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